ホルモンのゆらぎ・乱れを穏やかに

本人も気づかないPMS(月経前症候群)

PMSとは

PMSとは月経の前3~10日の間に体調が悪くなり月経が起こると軽くなるもしくは消失する病態です。

月経前に何となく体がだるくなったり、むくんだり、便秘になったり…身体の不調を感じる人も多いはず。

頻度としては全ての女性の90%以上と大半の女性が経験したことがあると言われています。

20〜40代の女性が悩んでいる

ホルモンのバランスが崩れて出現するようですが、20代の女性は乳房のはり・下腹部痛や頭痛など身体の症状が強く出る傾向にあり、30代になると20代の症状に加えて、精神的に不安定になる、攻撃的になるなどココロの症状が顕著にでるとも言われています。

 

PMSについてはコラム「月経前症候群(PMS)」「PMSとのつきあい方」をご覧ください。

ホルモンゆらぎは月経がある30〜40代から

閉経前後の約10年、生理がまだある40代から

今も昔も閉経年齢はほとんど変わらず約50歳。

その前後5年約10年間、つまり生理がまだある40代から多くの女性が「不定愁訴」と呼ばれる特に原因のわからない症状に悩んでいると言われています。

この頃の女性はライフサイクルの大きな転換期でもあり女性ホルモンの減少という生理的変化だけではなく、様々な環境・人間関係の変化、子供の巣立ちなど社会的・精神的ストレスなどが複合的に影響し身体の不調を訴える、いわゆる「更年期症状」が出現すると言われています。

しかし40代の女性にとって「更年期」という言葉に対する拒否反応は強く自分の身体の変化に気付かないふりをしているように思えます。

+LINOではホルモンのバランスを崩し始める40歳以降を「ホルモンバランス転換期」と呼び、ご自身の今の症状に早く気付き対処していけるような内容をお届けします。

ホルモンバランス転換期の症状

ホルモンバランス転換期の症状は個人差もあり様々です。

もっとも有名なものは「ホットフラッシュ(のぼせ)」ですが、実は一番多い症状は「肩こり」といわれています。

他にも「疲れやすい」「頭痛」「腰痛」「胃もたれ」や「気分がしずむ」「胸の痛み」なども症状の一つです。

ただ、このように様々な症状が重大な病気のサインの場合もあります。

この年代の女性は「更年期だから」と考えてしまわず、更年期症状の治療をしてもなお体調がすぐれない場合は専門の先生にきちんと診ていただくことが必要です。

(廣井正彦ほか:日産婦学会誌, 1997)
(廣井正彦ほか:日産婦学会誌, 1997)

ホルモンバランス転換期は生活を見直すチャンス!

ホルモンバランス転換期は人生の通過点。恐れず受け止められるようこの時期の身体や心の変化をきちんと理解し、自然体で受け止められるようにしておくことが楽に暮らせるコツかもしれません。

この時期ををラクに暮らすコツは

  1. ウォーキングや登山、水泳など、積極的に身体を動かしましょう。 
  2. 散歩や買い物など、こまめに外出して気分をリフレッシュ。 
  3. 友だちをつくって気軽におしゃべりを。 
  4. 症状がつらいときは、我慢せずに周囲に話すことも大切。 
  5. 身体にやさしい、バランスのとれた食生活を心がけて。 
  6. アルコールは控えめにして、リラックス効果のあるお茶などを。

ホルモンバランスの崩れ・乱れからくる症状を穏やかにする

PMSもホルモンバランス転換期の症状も同じホルモンバランスの崩れ。

緩和の方法は大体同じで、食事、リラックスする趣味や運動等からお薬まで様々。

今は大豆の健康成分エクオールも大変効果があるとわかっています。

ご自身にあった緩和方法を見つけ、辛い症状・不快な気分を少しでも減らし、いつも笑顔でいる毎日にしていただけたらと思います。

軽い運動

PMSの緩和

→更年期のお薬(HRT漢方

健康成分エクオール

 

もしかしたらこれもバランスが崩れて出ている症状⁈コラム「私のつらい体験・治療」では+LINOの経験したさまざまな症状をもとに対処法をご紹介。