日本人女性の平均寿命は約87歳。それに対し健康寿命は約74歳とも言われています。
多くの女性が約13年を「不健康」と感じ生活しているという事になります。
不健康期間をいかに短くするかは運動器(自分のからだを自由に動かす部位)の健康にかかっています。
不健康と感じる約13年が全て要支援・要介護というわけではありません。
運動器(骨・関節・筋肉・軟骨・椎間板・末梢神経・脊椎・脳など)の障害は移動機能低下の状態=ロコモーティブシンドローム(ロコモ)を引き起こす引き金になり、要支援・要介護に繋がっていきます。→ロコモーティブシンドロームとは
そうならないためにも早いうちから運動の習慣をつけましょう。
そんな低体力の方が普通の筋トレや運動をすると負担が強すぎ、疲労感を感じますます運動から遠ざかってしまいがち。
低体力の方には見合った運動で筋力・骨量を維持、増加する必要があります。
意外かもしれませんが女性ホルモン(エストロゲン)は全身に作用し女性の身体を守っています。
全身に作用していたエストロゲンが減少する事は更年期症状だけではなく、骨、皮膚、血管、脳などの疾患(病気)を引き起こす引き金となっていくのです。
平均寿命が50歳だった昔に比べ、今はそのエストロゲンが減少した後ご自身の健康をどの様にするかが課題となります。
人生100年時代と言われる現在エストロゲンが無い状態の約50年をいかに健康でい続けるかは閉経前から考える必要が有ります。
意外かも知れませんが男性も女性ホルモン(エストロゲン)を持っています。
男性は一生涯ほぼ一定の量であるのに対し、女性は50歳位を境に急激にエストロゲン量が下がり、60歳では男性以下。ほぼ0の状態です。
今まで全身を守ってきたエストロゲンが無くなる為、骨がもろくなる骨粗鬆症は男性の約3倍、血管が硬くなり高血圧さらに動脈硬化へ、物忘れや記憶力の低下が進むと認知症へと繋がります。
閉経後の女性は何もしないでいると次々にいろいろな疾患が出てくるのが上の図でわかります。
薬や女性ホルモンと似た働きをする食品・健康成分で補ってやることも健康で過ごすためには必要かもしれません。
加齢だけではなく分娩で尿漏れに悩む方は思ったより多いようです。
恥ずかしくて誰にも言えない…走ったり、くしゃみをするだけでも起こる尿漏れ。私も尿漏れ経験者、辛さは良くわかります。
20歳以上の女性の6割が実は悩んでいるという尿漏れ。それはトレーニングで良くなる場合があるんです。
骨盤底筋群の衰えによる腹圧性尿失禁は全体の約50%。 →骨盤底筋群とは
骨盤底筋群を鍛えることは腹圧性尿失禁や頻尿、残尿感だけではなく、子宮が外に飛び出す骨盤内臓器脱の予防にもなります。
プラスリノのエクササイズでは女性の悩みに答える骨盤底筋群トレーニングも行います。 →エクササイズ
コラム「女性の健康」もご覧ください。