外見や行動を変えてみる

新年度になって新しい環境に戸惑って気持ちが沈んでいる方いるかもしれませんね。今日はそんな方へ。

認知行動療法先週開発センター理事長 大野 裕氏の「アウトサイド・イン」という考え方について。3/25の日本経済新聞の「こころの健康学」からお届けします。

気持ちが沈むと

新しく会社に入る、配置移動、転勤、新入生など、3月までと環境が変わった方も大勢いらっしゃるでしょう。

新しい事を必死で覚え、初対面の人の顔を覚え、コミュニケーションを取りこの2週間気を張っていたかもしれません。

また逆に、定年を迎え煩わしい仕事から解放されてホッとしている反面やりがいを感じて来た仕事から離れ、寂しさを感じ初めている人も少なくないでしょう。親しい仲間と別れるのも辛い気持ちになるものです。

もうすぐ大型連休となりますが、仕事が休みになると家で過ごすことが多くなる。

気持ちが落ち込むと何をするにも億劫になり、外に出るのも億劫になる。

疲れた時には体を休めることは大切ですが、何もしないで家にいてあれこれよくない事を考えて過ごしてしまうとますます気力がなくなるので注意が必要、と大野先生はおっしゃいます。

アウトサイドインの考え方

このような時は思い切ってその時の気分と全く違う服装をしたり、行動をしたりする一つの方法が「アウトサイドイン」という考え方なのだそうです。

外見や行動を変える事でこころの状況を変えていく。

態度や行動と行った「外面」からこころという「内面」を変えていくのだそうです。

人は皆、こころが元気な時は明るい気持ちになり活動的になります。

しかし、こころの元気がない時は逆の動きが起こる事が多いですよね。

そのような時は無理のない範囲で外面から内面を変える「アウトサイドイン」のアプローチを試してみるのも良いかもしれません。

どんな事で外面を変える?

元気がない時は何かをするのおは億劫かもしれませんが、そんな時こそ少しの変化で元気が出てくるかもしれません。

大野先生は「明るい色の服を着て、背筋を伸ばして微笑みながら、軽快な歩調で歩いてみる。そうすると意外と気持ちが晴れてくる事がある」と書いていらっしゃいます。

ここからは私の考えも織り交ぜてですが、この先生のご助言、まずは視覚から脳に訴え、背筋を伸ばし軽快に歩く事でしっかり呼吸が出来るようになり酸素を多く取り込め、微笑む事で脳が「楽しいのか?」と勘違いをする。こうなれば「意外と」ではなく気持ちは晴れていくのはほぼ間違いないですよね。

視覚からという点では服の色意外に「ネイルの色を変えてみる」ネイルが出来なければ「ペティキュアをしてみる」「アイシャドウの色を変える」など女性はメイクポイントを変更する事で気持ちに変化をつけられますね。

以前コラムにも書いた「心の健康寿命」でも化粧をする事で自分は健康だと感じる率が高まることがわかっており、視覚から入る情報はとても大事だという事がわかります。

ここで大事なのは「無理のない範囲で」という事。頑張りすぎると反動が来ます。頑張らない程度、少しの変化で大丈夫です。

新しい事に興味を持つ

新年度となり仕事に目処がたったら趣味を見つけるのはいかがでしょう。

これをやってみたかったんだ、というものに目を向けるだけでもこころに変化が訪れると思います。

本屋や図書館に立ち寄る、美術館に行ってみるなど「行動」に変化を付けるのも良いでしょう。

呼吸を整えるという点では「ヨガ」や「ウォーキング」などの運動系を始めてみるのも良いかもしれません。新しくウエアーを購入しよう!などと考えを巡らすと楽しくなりますね。

手前味噌では有りますが、プラスリノが主宰している「フラ」はアウトサイドインの要素を持つ万能な趣味と私は思っています。

日常生活から離れたウエアーと音楽、美しい姿勢で規則正しくステップを踏むことは幸せホルモン「セロトニン」を分泌すると言われ、微笑みながら踊る事で脳が「楽しいんだ」と勘違いを起こす。

フラを習っている方が元気なのはこの様な理由があるのかもしれません。

 

少し気持ちが沈んでるかな?と思ったら小さな変化をつけてみましょう。気持ちが変わっていくかもしれません。