女性の手の痛み更年期症状かも

2月7日の北海道新聞に載った記事の内容をお伝えします。

ホルモン分泌の乱れが原因

札幌西区のイムス札幌消化器中央総合病院 山田哲生医師によると手の痛みや変形で外来に来る患者さんのほとんどが40代後半〜60代の女性。

今までも45歳以降の女性に多くみられていましたが原因はわかっていませんでした。

しかし2010年前後のの基礎研究で女性ホルモン「エストロゲン」に腱を保護したり関節を包む「滑膜」の腫れを取る作用がある事がわかり、エストロゲンが減少すると腱や関節に炎症が起こりやすくなる事がわかって来ました。

更年期の症状はのぼせやほてり・イライラ・発汗などが知られていますが、手指の痛みや変形はこう言ったメジャーな更年期の症状が起こらない人に見られるケースが多いと山田医師は話します。

放置すれば変形の可能性も

「年のせい」「使いすぎ」などと言われ諦めて放置してしまう患者さんも多いようですが、次第に変形が進みへパーデン結節(第一関節の変形)や「ブシャール結節」(第二関節の変形)などに繋がって行きます。

手の痛みやしびれが軽い場合はマッサージや手作業後の冷却などで症状が緩和されるようですが、さらに症状が進むとステロイド注射、変形がかなり進み痛みがひどい・見栄えが悪いなどの場合は外科的手術となると山田医師は話します。

授乳期や生理前も

早くから手の痛みとホルモンバランスの乱れに着目してきた四谷メディカルキューブ(東京)の平瀬雄一センター長は「更年期だけでなく授乳期や生理前にも手の痛みやこわばり・腱鞘炎などが起こるのはエストロゲンの減少が影響している」と指摘しています。

また同センター長はエクオールが症状緩和に効果があるとして患者さんに飲んでもらい、約8割に症状緩和が見られたと言う結果を得ました。

「すでにある変形の治療にはならないが、痛みやしびれが出た段階でエクオールを摂取すれば、痛みの緩和だけでなく将来的な変形の予防にもなる」さらに「症状が出たら早めの対応を」とも話しています。