「エクオール」は浸透して来たが…

一時期程ではないですが、今もテレビや雑誌で「エクオール」という言葉を目にします。

ずいぶん世の中に浸透して来たな、と思いますが実際きちんと理解されているのでしょうか。

1日10mg

先日近所のスーパーに行くと健康コーナーの棚には5種類ほどのエクオール商品。「こんな所にもエクオール!」と広まりの高さに驚き手に取ってみました。

裏の表示を見ると中に入っているエクオールの量を知る事が出来ます。

更年期症状や骨粗鬆症などの改善がみられるという文献データは1日10mgを三ヶ月間摂取し得られた結果です。

残念ながらスーパーで販売されているものの1日量はこの健康効果を得られる量には達していないものばかりです。

もし、スーパーで購入したエクオールを飲んでご自身の更年期症状の改善が見られなく「全然効かない!」と思われてはとても残念です。

更年期症状の改善や骨粗鬆症の予防につながる骨密度の減少の改善、50歳以降の女性に起こる手指の痛みや痺れ、腫れなどの症状改善には1日10mgの摂取が必要と考えられます。

調剤薬局で私が扱うエクオール含有食品(エクエル)は1日4粒服用で1日10mg取れるようになっています。

少ない量をたくさん飲めば?

「じゃあ、1日1粒2mgと言う物を5粒飲めばいいんじゃない?」とお思いでしょうか。

再び裏の表示を見ると、主成分「エクオール」の他にもいろいろ入っている事がわかります。

1日量を守らず多く服用する事で余分な物を余計に身体に入れてしまう事になります。

サプリメントだから安心という事はありません。

きちんと決められた容量を飲まないと肝臓への負担を大きくし健康になるどころか害を及ぼす可能性もあります。

サプリメントを飲む事で「健康になっている」と思い込んでいませんか?

効果が感じられない少ない容量を飲み続ける事でも肝臓への負担は増え続けています。

効果を感じられないサプリメントはもしかするとあなたには必要のないものかもしれません。

サプリメントを選ぶ際は「価格」よりも「内容」を重視してください。

余分な物が入っていないもの、合成品よりは天然物。

裏の表示を見て表に大きく書かれてある主成分が原材料の一番最後に有ったりしたら大変!それはその成分以上に不必要な物をたくさん飲んでいると言う事です。

エクエルは何故薬局や病院飲みなのか

私がこの活動を始めた頃は「エクオール」と言えば大塚製薬の「エクエル」しか有りませんでした。

世の中のエクオール実験結果の全ては「エクエル」で得られ、その効果は数値的にも自分自身でもそして勧める友人にもはっきりと現れ、こんな素晴らしいものがあるのか!と喜んで貰えました。

そのため「エクオール」=「エクエル」として話をし、あえて商品名を出さずとも皆さんに分かって頂けていました。

しかし最近は多くの商品が出てきたため、はっきりと言わなくては分かって頂けない状況です。

「エクエル」は濃縮や抽出を行なっていない自然発酵、香料や保存料は使っておらず、使用している乳酸菌は安全性試験を実施したもので有り、一粒すべてが大豆成分のみの「食品」です。

納豆や豆腐を食べているのと同じ事。

だた違うのは納豆や豆腐を食べても身体の中でエクオールを作れない人のため、作れても健康効果を得られない微量しか作れない人のためにダイレクトに「エクオール」が含まれている事です。

世の中で言われているエクオールの効果は全てこの「エクエル」の実験結果で、1日量は健康効果が十分期待できる10mg。

薬局や病院(今は通信販売)でしか販売していないのは、当初薬並みに副作用の調査を行なっていたからです。

そしてエクエルでも不完全な場合は専門医への受診や違う治療法へと勧むきちんとしたアドバイスができるようになっている訳です。

 

「エクオール」だけでは無くサプリメント全般に言えることは「原材料」の確認と適切な「容量」

手軽に買えるものだからこそ、不必要なものを極力身体に入れない、価格に惑わされず安全なものを選ぶ、効果がでる量であるか確認するなどあなた自身がサプリメントに対ししっかりと理解する必要があるでしょう。

そして最後に、サプリメントは「これさえあれば大丈夫」と言うものでは無く、あくまでも「健康の補助」である事を忘れてはいけません。