乳がん啓発運動指導士となりました

9月17日、大阪で行われた「乳がん啓発運動指導士セミナー」に参加して来ました。

乳がん啓発運動指導士とは、正しい知識と最新の情報を持って、乳がん早期発見の取り組みを運動指導の現場で実践できる人。

ストレッチの中に乳がん自己検診（乳房セルフチェック）を含んだリンパトーンストレッチ®️を取り入れ、乳がん早期発見を促進していく運動指導者の事です。

ストレッチを行いながら「知識」と「気づき」と「元気」を提供できることを目標とします。

リンパトーンストレッチ®️とは、リンパマッサージとその周辺筋肉のストレッチを組み合わせ、リンパの流れと血行の促進、柔軟性と代謝を高め、さりげない自己検診（乳房セルフチェック）ができるストレッチ体操です。

正しいリンパマッサージを行うと

• リンパ循環改善
• 新陳代謝の活性化
• 体内の老廃物除去の促進
• 免疫機能の向上
• むくみ改善

などの効果があることは皆さんも良くご存知でしょう。

以前のコラムでもお伝えしましたがリンパの循環には方向性が有り、正しい方向に動かす必要が有ります。

さらに右のリンパ本幹には右顔・右腕・右胸しか流れ着かないのに対し、左の胸管にはその他全てが流れ込んでいる為ここの詰まりを真っ先に取り除く事が大変重要になって来ます。

リンパの流れを促進するものにはマッサージの他、深呼吸（腹式呼吸）や筋肉運動も有ります。

ストレッチを行うと

• 血液循環改善
• 基礎代謝の活性化
• 疲労物質の除去促進
• 筋肉の柔軟性向上
• ストレス軽減、リラックス

が期待されます。

体温が上がるため良い眠りにも繋がるというメリットも有ります。

リンパトーンストレッチ®️はこの二つを組み合わせた一石二鳥、さらに乳房セルフチェックも取り入れ一石三鳥のストレッチです。

40代の後半〜60代前半に多く発症が見られる乳がんですが、早期発見、早期治療で約90%の方が治ると言われています。

自己検診（乳房セルフチェック）で約65%の人が乳がんを見つけていると言われています。

「シコリ」は早期の可能性が十分有ります。

「シコリ」を見つけたからと悲観せず、すぐ乳腺外科など専門外来を受診してください。

乳がん啓発運動指導士は定期的な運動指導の現場でこれらの情報を正しく提供し

「見つける事は怖い事では無い」

「見つけたら次にする事は何か」

を広く伝える役割があるのではないかと感じました。

私も自身の運動教室で実践していきたいと思います。