6月23日(土)放送のNHK「助けて!きわめびと」は「男性更年期 気づきと対処法を知ろう!」でした。
知らないと家族もオロオロ、今回はまだまだあまり知られていない男性更年期について。
女性と同様、更年期はある
数年前から話題に登る様になった「男性更年期」
女性同様「ホルモン」(男性の場合は男性ホルモン)の減少によって起きるものです。
女性ほど急激には低下せず緩やかですが、やはりストレスが多くなったせいでしょうか。
20年以上男性更年期障害の診察をしている順天堂大学医学部付属浦安病院泌尿器科教授 辻村晃先生によると、潜在的な人を含めると40代以上の6人に一人が更年期症状があると推計される様です。
頭痛、イライラ、無気力、発汗、不眠、メタボ…これらは女性の更年期障害と全く同じですね。男性はこれに性機能低下が加わります。
男性ホルモン「テストステロン」は骨・筋肉・血液を維持し、気力・判断力を上げ、精神の安定に保つ作用があります。
そのためこの様な症状が出現するわけです。
更年期の症状は本人は気付かないかも
あまりにも様々なあちこちに出現する症状に本人はそれがホルモンの低下と気付かないかもしれません。
女性の更年期症状も今まではホルモンの低下が原因と気付かない人が多数で内科や整形外科、脳外科など複数科を受診してしまう事がありました。
最近テレビや雑誌で情報を目にする様になり、第一選択として婦人科を選ぶ様な傾向にようやくなって来たところです。
まして「男性更年期」ならなおさら、今までほとんどこの様な情報が有りませんでしたからね。
働き盛りの40代くらいから出現する可能性のある「男性更年期」は家族が気付いてあげなければいけないものかもしれません。
どこに行けば良いのか?
女性は「婦人科」ですが、男性は「泌尿科」今は「心療内科」でも診てくれる所がある様です。
女性同様、血液ちゅうの男性ホルモン値を測定、治療は漢方薬やホルモンの注射・クリームの塗布が有ります。
予防は出来るのか?
- ほどほどの運動(20分程度を定期的)→激しい運動は逆効果
- 男性ホルモンを上げる食材を摂る→玉ねぎ、にんにく、牡蠣、鰻
- 人と接する、競う。褒められる→カラオケ、デートで手を繋ぐ
- 夜更かしはしない
などで予防は可能です。
詳しい予防法や男性更年期のチェック項目が「助けて!きわめびと」のホームページに有ります →こちら。
最近メタボや高血圧・高血糖でお悩みのお父さん・旦那さんをお持ちのご家族の方。
新聞を読まなくなったら要チェックです!老眼で無い限り集中力が低下しています。
ご本人が今までと違う自分にイライラし始めたら「男性更年期」かもしれません。