笑いと病気

今年5月から「笑い」はがんに効く、という実証研究がスタートしました。

笑いとがんの関係研究開始

「笑い」ががん患者さんのストレス軽減や免疫機能向上に与える影響を調べようと、大阪市中央区の「大阪国際がんセンター」が松竹芸能と米朝事務所、吉本興業とタッグを組み、今年5月から実証研究が始まったそうです(産経新聞より)。

今回の研究では、8月末までに落語や漫才などの公演を2週間に1回、計8回開催。患者らを、すべての公演を鑑賞するグループと、半分だけ観賞するグループに分け、血液検査やアンケートを実施。免疫機能や生活の質(QOL)など心身の変化を比較するようです。

海外ではホスピタルクラウンと言って、入院中の子どもの前でピエロの真似などをして気分をリラックスさせたり笑いを誘って元気を取り戻すよう働きかけるものがあります。

海外ではこのように病気と笑いの関係を追求したり、早くから研究に取り組む専門家も多かったようですね。

病気に立ち向かう細胞

人の免疫システム・NK細胞は体内のがん細胞や侵入してきたウィルスに対し攻撃する細胞です。

ストレスなどがかかるとNK細胞の活性は落ち免疫力が落ちてしまいます。

このNK細胞を活発化させてやれば免疫力がアップするわけです。

神奈川県予防医学協会の会員制がん専門ドック・ACクラブの総合診察医である天谷洋医師によると、声を上げてよく笑っている時は脳の前頭葉が活発に働いき、一種の興奮状態になっているそうです。

その際、脳幹を刺激し、ペプチドをたくさん分泌させ、NK細胞に降り注ぐようになる。

ペプチドで活性化したNK細胞は、血液中から肝臓や腎臓、胃など、がんが発生しやすい内臓に向かって行動を開始し、これががん抑制につながるのではないかと考えられるそうです。

「笑い」はとにかく身体にイイ

天谷洋医師によると、大声で笑うと肺の換気能力が高まり遺伝子を傷つけ、がん発生に関係しているといわれる活性酸素を体内から減少させるそうです。

大笑いをしなくても、ゆったりとした気分で笑顔で過ごすだけでも効果は期待できると考えられています。

 

脳は勘違いすると言われます。

笑うことで「この人は幸せなんだ」と脳が感じることはやはり身体に良い影響を与え、ものの考え方や健康状態をも良い方向へと導いて行くような気がします。