レインボーベジタブルを知っていますか?

先日の更年期と加齢のヘルスケア学会 北海道支部勉強会での満岡孝雄先生のお話「栄養とサプリの最近の状況」から一部お伝えします。

人は食べ物で身体を作っている

2016年の国民栄養調査では女性の一人当たりの摂取量で不足しているものが多く見受けられたそうです。

どの年代でも「ミネラル」「ビタミン」「食物繊維」の不足が見られます。

エネルギーは足りていますがその内訳は糖質に偏っているのが現状のようです。

身体はどんどん錆びている

「活性酸素」という言葉をご存知でしょうか。

私たちは体内で取り入れた酸素から活性酸素を作り出しています。

もともと活性酸素には、その強い攻撃力で体内に侵入したウイルスや細菌を退治するという大切な役割があります。

しかし必要以上に増えてしまうと、健康な細胞まで酸化して(錆びさせて)しまうため、老化の引き金になります。

活性酸素は紫外線や化学物質、大気汚染や農薬などでも増えていきます。

私たちの身体の中には「抗酸化力」があり、増えすぎた活性酸素を抑えていく力がもともとはあります。

しかしこの抗酸化力は年齢と共に衰えるため、外から抗酸化成分を取り入れる必要が出てくるのです。

レインボーベジタブル

アンチエイジングの第一人者・エリック ブレイバーマン博士の提唱する「レインボーベジタブル」は食卓に虹のようにカラフルな食材が並べば、自ずとビタミン、ミネラル、フィトケミカルが摂れるというものです。

「赤」「黄」「緑」「白」「紫」「茶」「黒」を揃えると良いので比較的簡単です。

「紫」は紫キャベツや紫玉ねぎばかりでなく、ナスやぶどうもOK。

「茶」はごぼう以外にきのこや厚揚げなど。

「黒」は黒ゴマ、黒豆、ひじき、昆布、わかめなど…と考えると良いでしょう。

 

難しく考えず彩の良い食卓にすれば良いんですね。

レインボウベジタブルの考え方は抗酸化作用だけではなく、認知症予防にも良いと言われています。