胃の痛み、喉のつかえ

自律神経のバランスが崩れると飲み込みづらさを感じる事もあります。

器質的な病気がないか調べる

飲み込みづらさを感じたら、まずは内科でバリウムや胃カメラ、血液検査を受けるようにしてください。

食道や胃に病気がある可能性もあります。

異常がなければ自律神経失調症、特にホルモンバランス転換期の女性は更年期の症状としての自律神経失調症が原因かもしれません。

いろいろな症状

一言で「飲み込みづらい」と言ってもいろいろな症状があります。

以前「梅核気」をご紹介しましたが(→こちら)他にもいくつかあります。

ゲップや膨満感を感じる飲み込みづらさは「呑気(のんき)症」と言い、自律神経のバランスが崩れる事で飲み込む動作に影響を及ぼし多量の空気を飲み込んでしまうようになります。

緊張により喉にムズムズとした違和感や痛みを覚える「咽喉頭異常感症」はコンサート中に咳き込む、試験前に喉がカラカラになるなど精神的な思い込みが関係するようです。

ホルモンバランス転換期に関係プランマーピンソン症候群

不正出血や月経過多などで鉄欠乏性貧血を起こしていると、食道の粘膜が萎縮するため飲み込みづらさを感じる事があります。

これは食生活の改善や鉄を服用する事で簡単に治す事ができます。

プランマーピンソン症候群はこの他舌痛症(舌のヒリヒリ感や燃えるような熱さなど)を感じる場合や、身体のだるさ、無気力感などを伴う場合があります。

 

ホルモンバランス転換期の自律神経失調症の場合は婦人科でホルモン療法、自律神経を整える安定剤や漢方薬を服用する事でスッキリします。

緊張やストレスなどからくる場合もあります。あまり敏感になり過ぎないように、リラックスする事をお勧めします。