ロコモーティブ症候群

自分の足で歩き、自分の思ったところに出向き、好きなことをして楽しく過ごす。

骨や筋肉が健康だとできることですね。

ロコモーティブ症候群(ロコモ)って?

「メタボリック症候群(メタボ)」は検診も実施されよく聞く言葉となりました。「内臓脂肪症候群」とも呼ばれます。

内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態を言います。

「メタボ検診」は生活習慣病予備軍を見つけ出し、その習慣改善をサポートしていこうというものですね。

これに対し「ロコモーティブ症候群(ロコモ)」は「運動器」(自分の身体を自由に動かすことの出来る器官)の障害によっておこるものです。

運動器とは骨や筋肉、関節、軟骨、椎間板、末梢神経や脊柱、脳など。

これらの衰えによって移動機能(立つ・歩く・走る・座るなど、日常生活に必要な身体の移動に関わる機能)の低下が起こることをと言います。

ロコモーティブ症候群(ロコモ)が怖いのは

女性は閉経後エストロゲンが低下すると骨密度も低下していき、骨粗鬆症になる割合は男性の3倍と言われています。

要介護を受ける人の約70%が女性と言われ、男性の要支援・要介護の約36%が脳卒中などのメタボに関係したものであるのに対し、女性の要支援・要介護の27%は骨折・転倒、関節疾患であり、脳卒中は約17%にすぎません。

大腿骨近位骨折(股関節に近い部分の骨折)の約85%は転倒によるものと言われています。

骨粗鬆症や筋力の衰えで転倒してしまうと骨折の確率は高まります。

女性は「メタボ」よりも「ロコモ」が健康寿命に大きく関わってくるのです。

ロコモの原因

40歳を過ぎると筋力が衰えます。特に大腿四頭筋(太ももの前側)が急激に衰える為膝の痛みを感じる人もいます。

膝の痛い人は大腿四頭筋を鍛えるだけで痛みが消える人もいます。

このように痛みがあると歩くのが億劫になったり、立ち上がるのが嫌になったり、次第に動きが制限されていってしまいます。

ロコモの原因は加齢によるものもありますが、40歳以上の女性でも運動習慣の欠如やエスカレーター・エレベーターを使うなど身体活動量の低下、ダイエットなどの不適切な栄養摂取などにより思った以上に移動機能の低下が見られ、その積み重ねがロコモへと繋がってしまいます。

また、痩せ過ぎは身体を支える骨や筋肉がどんどん弱くなりますし、肥満は腰や膝の関節に大きな負担をかけます。

関節軟骨は一度すり減ると修復が難しい部分です。

スポーツのやりすぎや事故による怪我でも大きなダメージを負ってしますことがあります。

ロコモの予防

丈夫な骨と筋力の低下を防ぐとこが大事。

骨を作るのはカルシウムだけではありません。

マグネシウムやビタミンDやK、骨を支える筋肉を作るタンパク質などバランスよく摂取するのが良いでしょう。 

運動も特別ジムなどに通わなくとも、日常の身体活動量を増やすよう階段を使ったり、一駅歩いたり、小まめに立ち上がって仕事をしたりすることで筋肉の低下が防げ、動くことが億劫にならずその事がさらに動ける身体を作ることに繋がります。

 

地下鉄を降りたらエスカレーターに乗るか階段を上がるかが運命の分かれ道。

今日からあなたもロコモ予防で健康な毎日を。