久しぶりエクオールのお話。
前回、日本人だから大丈夫!とは言えない、とお伝えしました。私はエクオールつくれるのかしら…
作れる人は約50%
腸内細菌によって作られるエクオール。その腸内細菌が身体になければ全く作れません。
主に大腸に住む約15種類の菌がエクオールを作ると確認されています。
日本・中国など大豆を良く食べる国々ではエクオールをつくれる人は約50%、大豆をあまり食べない欧米人で20〜30%と言われています。
エクオールになる前の段階でもエストロゲン作用はありますが、エクオールほどではないと言われています。
大豆製品やイソフラボンのサプリメントを摂っても効き目を実感できない人がいるのは、エクオールをつくれるかどうかだったんです。
なぜアジア人は作れる人が多いのか
まず一つ目は欧米の人は昔大豆を食べるという習慣がなかったため、大豆を代謝(身体の中で違った形にすること)する細菌が腸内にあまりいないこと。
二つ目は大豆の加工の仕方。アジア人は昔から味噌や醤油といった大豆を発酵させた食品を食べていましたが、この中にはアグリコン型イソフラボンという身体に入って行きやすい形のイソフラボンが多く含まれていたからです。
作れるのかを知りたい
作れる人でも毎日同じ量は作られない
エクオールは作られても出て行きます。
エクオールを作る腸内細菌を持っている人は、最初作れなくても毎日きちんと大豆製品を食べていれば、だんだん作れるようになる人もいます。
作ることができる人でも日によって腸内環境は変わるため、毎日一定量健康効果のある量を作れる人はいません。
残念ながら腸内細菌を持っていない人は、どんなに頑張っても自分の身体の中ではエクオールは作ることはできないようです。