乳がんの素朴な疑問

乳がんはおっぱいの病気っていうのはわかっているけど、他にはあまり良く分からない…ですよね。

乳がんって女性だけがなる。とお思いでしょうが実は男性もなります、1/200人は男性、女性特有の病気ではないんですね。

胸の大きさは関係あるの? これは関係ないようです。

そもそも乳がんって何なの?

乳がんは母乳をつくる乳腺にできるがんです。タイプは二つ。

非浸潤がんは乳腺の中にだけ留まっているもので初期段階のもの。

浸潤がんは乳腺を破って周囲に広がっているもの。

他にステージ(病期)といってしこりの大きさやリンパ節への転移などで0〜Ⅳ期にまで分類されます。 

乳がんになったらおっぱいを失うの?

しこりの大きさや位置、乳がんの広がりなどにより残す手術法もあります。

もし全部を取ることになっても新しいおっぱいを作り直す手術を受けられます。2013年からは保険適用になり費用も安く済むようになりました。

検診を受けててもなるのは何故?

乳がん検診法は「マンモグラフィ」と「超音波」の2種類。

乳腺の発達した若い人のおっぱいや授乳中の人などは乳がんが見えずらいこともあります(こちら)。

そのため二つの検査を併用して補ってやることが良いようです。

検診と検診の間に「自己検診」をして常に確認していることが早期発見に繋がります。 

どんな人がなりやすいの?

  • 血縁者に乳がんの方がいる人は2倍
  • 初潮が早い(11歳未満)閉経が遅い(平均53歳より5年遅くなると1.4倍)
  • 1日2合以上の過度の飲酒
  • 閉経をきっかけに太った

などといった統計が出ていますが、必ずしもと言う事では有りません。

乳がんは進行の早いタイプは全体の1割未満。早い段階で見つけられれば全体の8〜9割の人は治りやすい病気です。

危険性が高くなるのは40歳以降。定期検診を受けると良いですね。

あまり若いうちからマンモグラフィー検査を受けるのは別の弊害が考えられるので(こちら)、家族に乳がんや卵巣がんになった人がいないなら、自己検診を行うことで早期発見をすることが大事ですね。