「オプティマルヘルス」という言葉をご存知でしょうか。
オプティマルヘルスとは
直訳では「最高・最善の健康状態」ですが、実際は「その年代で最も良い状態がベスト!」という考え方。
年齢とともに失われていくものは有りますが、50代は50代の、80代は80代の「最良の健康状態」があるはずです。
加齢とともに低下傾向にある「健康レベル」を引き上げ、「その年齢で最高レベルの健康状態を保つこと」がオプティマルヘルスの考え方の様です。
生活習慣と長寿
日本は健康保険制度があるため病気になれば医者にかかり治療をします。
今までは「病気」か「病気でない」かの区別しかなかった様に思います。
しかし長寿社会となり、健康は年齢とともに失われていく。
病気でない=健康ではない、多少何かしらの不都合を抱えて生活する様にはなります。
病気の手前「未病」の段階を自身がどう過ごしていくかは個人の采配となるわけです。
これからの日本は自分自身が生活習慣を考えてオプティマルヘルスを目指す必要がある様です。
話題の地中海式食事法
今話題の「地中海式食事法」
「地中海式食事法」で検索するとその内容はすぐに出てくるのでここでは省きますが、注目すべきはそのピラミッドの一番下。
「Daily Physical Activity(毎日の適度な運動)」
食事法だけではなく運動まで気を付けろ!と書いてあるところが素晴らしいですよね。
さらに適度なアルコール摂取は身体に良いというのも楽しげです。
脂の多い獣肉は少量、植物性食品や魚を多く摂るというところは昔の和食と共通点も多いので、私達も主食は米でも野菜や豆類、海草、きのこなどの副菜、豆腐や魚などの主菜をあわせて少し気を付ければ「ほぼほぼ地中海式」が出来そうですね。
その人の「健康」の概念
WHO憲章の前文の中の「健康」についての定義は
『健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます』
と有ります。
生きがいや活力なども健康という概念には大きく関わって来ます。
拡大解釈するならばオプティマルヘルスが「その人にとってより良い状態」と言えるなら、病気があっても「私は良い状態だ!」と思える程毎日が充実していれば、その人は「健康」なのかもしれないと私は思います。