12歳頃いきなりやって来てほぼ毎月自分の身に起こる事なのに全然知らない月経の事。
もう少し知っていてもいいんじゃないかなと思います。わかると何をどうしたら良いのかもわかってくる。
月経のしくみ
月経(生理)は卵胞期→排卵→黄体期→月経→卵胞期…という風に4つの時期の繰り返し。
「卵胞期」とは卵胞が発育しエストロゲンを出し子宮内膜が厚くなる。受精した卵が眠るフカフカベッドを準備する時期。
この時期はお肌の調子も良く、気持ちもHappy♬。
「排卵」は卵胞が成熟し卵巣から排卵される時期。卵子(らんこ)ちゃん登場!です。
「黄体期」は排卵日の後の約10日間で、排出された卵子と精子が受精する時期。プロゲステロンという第二の女性ホルモンが出てきて厚く成長した子宮内膜が柔らかくなり、体温が上昇し妊娠に適した状態になります。
そして妊娠しなかった時子宮内膜が剥がれて体外に排出されるのが「月経」です。
人によって違う月経
初めて月経がくる年齢が違うように、月経周期や出血の日数、出血量も人によって違う。
自分の月経を知っておく事は妊娠する上でも、病気のサインに気付くにも必要です。
正常な月経の目安は
- 初経年齢:10〜14歳
- 月経周期日数:25〜38日
- 出血持続日数:3〜7日間
- 1周期の総経血量:20〜140ml
- 閉経年齢:43〜54歳
おおよそこの範囲であれば「正常な月経」と言え特に心配はいりません。
この目安から大きく離れる月経異常が三ヶ月続いたり、生活に支障が出るほどの生理痛があったり、生理痛がどんどん強くなって来たら婦人科を受診した方が良いでしょう。
みんなが困る症状は
プロゲステロンが出始めエストロゲンと二つのホルモン重なる「黄体期」と内膜が剥がれ落ちる「月経中」にいろいろな症状が現れる人が多くなっています。
月経開始3〜10日前から起こり月経とともに症状が軽くなったり消失する症状を「PMS(月経前症候群)」、月経直前または月経開始とともに出る症状を「月経困難症」と言います。
毎月繰り返し乗り切ってしまうからと放って置かず、日常生活に支障が出る場合は婦人科の先生に相談してみるとあなたに合った対処法を見つけてくれます →こちら。
月経に関する事は今後もお届けする予定です。