アレルギーや喘息などの炎症体質、肥満にも腸内フローラは関係があると言われます。
今回は腸内フローラの整え方をお伝えします。
炎症体質を悪化させるもの
過度な糖質はタンパク質とくっつきアレルゲンとなり老化物質を産生、ストレスや過度の飲酒、オメガ6系の油ばかりを摂っていても炎症体質を悪化させます。
前回お伝えしたように腸内細菌の中には糖質を好むものがいるため肥満体質になったり糖尿病が発症したり、身体の中で大事なものをある種の腸内細菌が毒素に変えてしまうことで動脈硬化や肝臓がんが引き起こされたりすることが論文発表されています。
腸内フローラが身体に影響していることがたくさん研究されてきています。
腸内フローラを整えるタイミング
大腸内視鏡検査後やノロなどの下痢の後、抗生物質を飲んだ後は一度腸内細菌が極端に減っている状態です。整った腸内フローラにするチャンスです。
また、食べ放題飲み放題に行った後などバランスが崩れた時に見直すのも良いでしょう。
運動後の代謝がよくなった後に行うのも良いでしょう。
腸内フローラの整え方
デトックスなどを利用し「掃除」をし、ヨーグルトや微生物製剤(ミヤBMなど)の「援軍」を送り、「援軍」と一緒にオリゴ糖や食物繊維、野菜などの「支援物質」を摂りましょう。
一気に腸内フローラを整えようとするならこの三つの組み合わせがとても重要です。
「掃除」だけでは良い菌も少なくなってるためまたすぐ汚れます。
「援軍」だけ送っても「支援物質」がないと「援軍」がしっかりと働きません。
支援物質選びは相性です。お腹がゴロゴロいうものは効いてる証拠。ゴロゴロ言わない程度の少量にして続けて摂ることが大事です。
食べ時は夕食後。夜は腸のゴールデンタイムです。食後にお風呂で身体を温めることも重要です。
前述の腸内細菌による毒素ができてしまう事も、デトックス(解毒)する事で解消できます。
ただし、デトックスをできない環境の方もいます。無理に「掃除」をしなくとも毎日「援軍」と「支援物質」を送り続けることで徐々に腸内フローラは整って行きます。
支援物質として注目・藻活
海外セレブのミランダ・カーやマドンナもやっている藻活。
藻活で注目されるのは、顕微鏡でしか見えない藻、「微細藻類」です。とくにユーグレナ(ミドリムシ)、スピルリナ、クロレラ、そしてブルーグリーンアルジーの四つが代表的です。
微細藻類には、栄養価が高い・腸内環境を整える・免疫力を高めるといった効果が期待され、上記の「支援物質」になります。
キムチは乳酸菌と食物繊維の両方を含んでいるため、「援軍」と「支援物質」どちらの要素も兼ねています。
韓国の女性のスタイルの良さは腸内フローラが整っているためかもしれませんね。