最近CMで耳にする当帰芍薬散。
女性に嬉しい漢方のようですが、どういったものなのでしょう。
当帰芍薬散とは
- 血流停滞改善〜当帰(トウキ)
- 血を補う〜川芎(センキュウ)
- 筋肉の緊張を緩める〜芍薬(シャクヤク)
- むくみを取り、胃腸の働きを良くする〜茯苓(ブクリョウ)、白朮(ビャクジュツ)、沢瀉(タクシャ)
血行を促進し、足りない血を補い、痛みを抑え、むくみを取り除く。
このため冷え性や月経不順、貧血、肩こりなどに効果があります。
むくみ改善でダイエット
ダイエットには防風通聖散が有名ですがこの当帰芍薬散でもスッキリする方がいます。
それはむくみの改善と血行改善による代謝アップが考えられます。
肩こりがあり、ポッチャリタイプは防風通聖散よりも当帰芍薬散の方が合っているかもしれません。
めまいにも
漢方ではめまいは頭部の水分代謝がうまく働かないために起きると考えられています。
沢瀉(タクシャ)と白朮(ビャクジュツ)がめまいに効果的で、この二つのみの「沢瀉湯」は非常に激しく急激に来ためまいに活用されます。
漢方は、構成生薬が少ないほど激しい症状や急性期に使われ、逆に薬味が多いほど症状が落ち着いた慢性期に用いるといわれています。めまいはいろいろな病気が考えられますが、ホルモンバランスが崩れた時のめまいは他にいくつかの生薬が入っている当帰芍薬散が効果的と言えます。