フラは女性にとって万能健康ツール

下は17歳から上は70歳まで
下は17歳から上は70歳まで

フラはいくつからでも始められ、いくつまでもできる「運動」。私は常々そう提唱しています。

同じ趣味を持つ皆さんは、若々しくとても素敵ですね。

イメージと違う「フラ」

皆さんの「フラ」のイメージはどんなものでしょう。

ゆらゆら、フラフラ、ヒラヒラ…クネクネなんてのもあるでしょうか。

CMなどを見ても手を左右にゆらゆらさせているものが多く見られますが、実際はあんなにゆらゆらしません。

皆さん上げた手は綺麗に伸び、差し出す手は肩の高さを維持しています。

指先まで神経を行き届かせ、実はポイントポイントにある程度の力は入れ、クネクネなどしていないのに柔らかく見せているのはテクニックなんです。

肩から上で動かす

自分の手の重さを支えるのって案外大変だってご存知ですか?

日常生活で肩より上に手をあげる動作が少ないため、エクササイズで手を水平に保ったり何度も上げたりする動作が苦手な女性が多いように思います。

フラのハンドモーションは基本肩の高さ〜それより上で行うものが多いですし、首が伸びて肩を下げデコルテ(首から胸にかけて)を広げるように心がけるためには肩甲骨の周りを少し下げ寄せる感じになります。

肩甲骨周りを柔らかく動かせると、腕を高く広く動かせ綺麗なハンドモーションに繋がります。

肩甲骨周りが硬くなると肩こりの原因になったり、腕の可動範囲が狭まるのでこの部位は日常生活においても重要な部位です。

股関節もほぐれる

上半身は揺れず胸から下だけが揺れるフラ。

肩は動かさず腰だけ揺らせるように準備体操などでしっかり股関節を柔軟にします。

この準備運動はフラ特有のものではなく、多くのダンスの準備体操に見られるもので、以前EXILE出演のダンスレッスン番組で同じ動きをしていたのを見たことがあり感激しました。

さらに女性の姿勢ケアエクササイズでもある、骨盤の前傾後傾(腰を反らす、丸める)、側方(左右方向)傾斜や水平回線(腰を回す動作)などは股関節が柔らかでないとなかなか難しい動きですが、フラでもとても重要な動きです。

筋肉は全身繋がっています。実は股関節を柔軟にする事も肩こり改善の一つなんです。

下半身、体幹もしっかり

上半身がブレ無いように、下半身はしっかり鍛えます。

私のフラ教室では太ももの前側を鍛える準備運動を行います。踵をあげる動き(ウヴェへ)や少しダウンして足を前に出すステップ(ヘラ)などを行うの時も太ももの筋肉は重要です。

40歳を過ぎると女性はあっという間に太ももの筋肉が落ちていきますから、筋肉維持のためにも良い動きです。

また、上半身の美しさには体幹も重要です。

一本筋が通ってるようにキュッと締める感じが必要です。軽く腹筋を使っていないとしっかりと上半身をキープ出来ません。

フラをやっている人は自然と普段の姿勢も良くなっていくようです。

実は私も猫背でしたが、フラを踊るようになってから改善されました。

 

前回お伝えした様に脳内から幸せホルモンを出すと言われるフラ →こちら。笑顔で踊る事も以前お伝えした外見や行動から内面を変える心の健康に繋がります →こちら

良い事尽くめの「フラ」!

最後になぜフラダンスと言わないのか疑問に思っている方に。

フラ=踊る、なので「フラダンス」と言うと「ダンスダンス」と言ってることになるんです。

なのでフラを踊ってる人は決して「フラダンス」とは言わないんですよ。